東京栄養士薬膳研究会  [ 会員専用 ] 



 念願のホームページリニューアルがほぼ完成いたしました。東京栄養士薬膳研究会のホームページの役割の一つは、難解な中医薬膳学の理論を随時、学習し、復習することによって会員のスキルアップに繋げる有効な手段となることです。ホームページに掲載されている主な教育内容は、

⑴ 中医薬膳の基礎理論編、歴史から整体観念、陰陽五行学説などを解説しています。

⑵ 養生薬膳理論編は季節や体質改善に合わせた薬膳理論や中医基礎理論の中でも重要な位置を占
  める臓象学説、気・血・津液学説、病因学説について生理機能と病理、疾病原因の考え方をま
  とめました。

⑶ 症状改善の薬膳では日常的によくみられる疾病に対する考え方とその薬膳対策(処方)を紹介
  しています。

⑷ 暮らしに役立つ薬膳料理は各教室で自主研究発表した薬膳処方とレシピーを写真付きで掲載し
  ています。他にも用語解説や中薬なども取り上げています。

 もう一つの役割は本会の活動情報を積極的に発信し、会員の皆さんにホームページを最大限活用していただいて、会員からの様々な要望や意見も聞き取りコミュニケーションしながら充実を図りたいと考えています。ぜひご参加ください。
 いつでもどこでもちょっとした空き時間を手軽にスマートフォンやアイパッドなどを使って、中医薬膳学の予習や復習をしたり、役立つ情報を入手したりすることをお勧めします。
皆さんは栄養士として多忙な日常業務を行いながらより質の高い栄養士業務をめざして、中西医の知識を併用した健康・栄養の専門家になるために薬膳の勉強をしています。中医薬膳学を勉強し始めて直面するのは、中医学の独自の理論体系とたくさんの専門用語の読み方やその意味を理解することの難しさではないでしょうか。

 私は退職後、初めて薬膳に出会い勉強を始めました。現代栄養学とは全く違う中医薬膳学の魅力にひかれ約25年間学び続けていますが、偉大な中国伝統医学(経験医学)の奥深さにはなかなか到達できるものではないことを実感するばかりです。常に予習と復習を繰り返し、薬膳を実践していますが、同じ内容でも回数を重ねるごとに把握するレベルの違いを経験しています。
 孔子のことばに「学而不思即罔、思而不学則殆」意味は「学んでも考えなければはっきり理解した状態にはならない。また考えるだけで学ぶことが無ければ独断に陥り危険である」ということです。

 最後になりましたが、HP管理部担当の副代表清水さんをはじめ役員の田鹿さん、岡さん、三宅さん、名取さん、高橋さんにはご多忙中にもかかわらず資料作成にご協力いただき心から感謝いたします。なお、クリエイティブスタジオネットワークの勝家秀治様には本会の意向を重視したホームページリニューアルをしていただき有難うございました。




 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましてはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年中は公私にわたり格別のご支援をたまわりまして深く感謝申し上げます。

 東京栄養士薬膳研究会は本年で設立15周年を迎えました。2003年の発足当時を振り返ってみますと、東京都栄養士会が主催した「薬膳初級講座」に参加した一期生のうち薬膳を続けたい方と町田フリー活動栄養士会の方たち約40名によって池袋と町田で薬膳教室が開催されました。
 当時はまだ薬膳に対する関心が低かった中で、難解な中医薬膳学の知識や技術を習得するため研修会に出席され、真摯に学ぶ姿に私は深く感銘を受けました。このことが未熟な私の薬膳普及活動の原動力になっていました。

 現在は300名の会員が在籍しています。本会が認定する中医薬膳専門栄養士と中医薬膳専門管理士及び中国薬膳研究会(中国政府直轄。中国国務院・科学技術部の委託)が認定する国際薬膳師などの有資格者は約200名です。それぞれの立場で栄養教育・指導に薬膳を取り入れた幅広い活動を実施し、薬膳の専門家団体として評価されるまでになりました。本会の目的である「現代栄養学と中医学に基づいた薬膳を学び、資質の向上及び薬膳学分野の発展と普及」を達成しつつあることを大変うれしく思います。

 昨年の10月から日本栄養士会雑誌に「薬膳の新たな展望」と題し、著名な先生方の論文が連載されました。まさに私たちが待ち望んでいたことです。今まで以上に中医学に基づいた薬膳に関心をもつ管理栄養士・栄養士が増加すると考えられます。

 先述しましたが、2018年は本会にとって設立15周年という記念すべき大きな節目の年になります。会員の皆様も目標をもう一段階アップして、今まで蓄積してきた薬膳の知識を十分に活用し指導者として一歩前進して欲しいと願っています。今後の活動に大きな期待をしております。
 
 また、一般の方々を対象にした「栄養&薬膳」の普及活動も積極的に行いたいと思います。日本の伝統的な食文化と薬膳そして現代栄養学から食物が持つ三つの価値を総合的にとらえ、健康維持と増進、健全な精神育成、疾病の予防と治療に役立たせる手段を見つけだすことも重要な課題であると考えます。

 会員の皆様は大変優秀で立派な方々ばかりですので、その能力をお借りして社会に貢献できる事業を展開していきたいと願っています。どうぞ、本年も相変わらずご支援とご鞭撻のほどお願い申し上げます。